連載

坂村健の目

東洋大情報連携学部(INIAD)の坂村健学部長が科学の視点でつづるコラム。

連載一覧

坂村健の目

人工知能と人間の知能の差は?

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 多くの若者相手に人工知能−−AIをどう考えるかという討論形式の講義を行った。そこでAIに持つイメージが「論理の塊」「感情を理解できない」という人もいれば、「単なる統計器でデータの蓄積がないと使えない」とバラバラなことに驚いた。AIと社会について皆で議論することは今後避けて通れないのに、これでは少し不安になる。そこで少し解説したい。

 1980年代初頭から当時の通商産業省主導で、述語論理−−三段論法を並列処理するマシンを作って人工知能を実現する「第五世代コンピューター」プロジェクトが始まった。成功していれば、さぞ「論理的なAI」ができていただろうが、実用にはならなかった。

この記事は有料記事です。

残り879文字(全文1167文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集