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語り始めた業界人(7)大手メーカーの危機感

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大手メーカーの面接担当者は「出演に積極的な子は半分に過ぎない」との印象を持っている(写真はイメージです)=iStock
大手メーカーの面接担当者は「出演に積極的な子は半分に過ぎない」との印象を持っている(写真はイメージです)=iStock

 出演強要などアダルトビデオ(AV)を巡る一連の問題を受け、大手AVメーカーの社員が初めて毎日新聞の取材に応じ、「月30人の女優を面接する中で『出る』としっかり意思表示するのは15人ほど。2〜3人は『出たくて出ているわけじゃない』と感じる」と証言した。残る十数人は「バレたくないという思いが強い」として、正直にリスクを説明すれば出演を思いとどまる可能性が高いと指摘。ベテラン監督が「99%はいい状態で面接に来る」と発言している記事を読み、違和感を覚えたという。また、出演者の権利を守るため今年7月に設立された団体「表現者ネットワーク(AVAN)」とメーカーの連携については悲観的な見通しを示し、「AVANが作成した契約書を見れば、多くの女性が撮影に踏み込めなくなる。メーカーは売り上げの“生命線”を失い、大幅な値上げができなければ大手もつぶれるだろう」と理由を述べた。

 証言したのは、東京都内の大手メーカーで面接などを担当する高木慎司さん(仮名・30代)。女優の面接は(1)プロダクションに所属する前に行うもの(2)プロダクション所属後、売り込みのためメーカーに出向いて行うもの(3)撮影前に監督と行うもの−−の3種類があり、高木さんは日常的に(2)で女優やマネジャーと接している。比較的、経験が浅い女優の面接を担当することが多いという。

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