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皇室

天皇陛下「退位」2018年の意向 数年前周囲に

「象徴としての務め」についておことばを表明される天皇陛下=宮内庁提供

 天皇陛下が宮内庁参与ら周囲に対し、「平成30(2018)年までは務めを果たしたい」などと話されていたことが分かった。陛下は生前退位の意向がにじむ今年8月のおことばの冒頭で「2年後には、平成30年を迎えます」と語っている。政府は18年をめどに退位を実現することを想定して法整備を進めている。

 関係者によると、陛下が参与らに初めて退位について相談したのは、76歳だった6年前の2010年7月22日。午後7時ごろに皇居・御所の応接室に当時の宮内庁の羽毛田信吾長官や川島裕侍従長、参与らが集まり、皇后さまも出席した。陛下は「80歳までは天皇を務める」と切り出し、「天皇の務めを十分果たせないような事態に至る前に譲位したい。自分は上皇になる」と述べた。この時は「譲位」という言葉を使い、「退位」ではなかったという。出席者は驚き、「陛下以外の天皇は考えられない」などの意見も出た。

 参与らの会議は通常午後10時半ごろに終わるが、その日は深夜に及んだ。応接室には時計がないため侍従が時刻を書いた紙を陛下に手渡したが、陛下は「まだまだ」と語り会議を続けた。天皇に代わって公務を行う摂政制度を勧める出席者もいたが、陛下は「摂政ではだめだ。天皇というものは何人によっても代行することはできない」と強く否定した。皇后さまは当初は退位に慎重だったが、次第に陛下の考えに同意されたという。

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