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金言

「要」なき後のタイ=西川恵

 <kin−gon>

 プミポン国王の逝去によってタイは極めて不透明な時代に入ったというのが、タイを知る人たちの一致した見方である。国民の敬愛を集め、国を統合していた国王の役割を、新国王に即位するワチラロンコン皇太子(64)が果たせるのか。この一点にタイの将来はかかっている。

 戦後のある時期からタイは日本をはじめとする諸外国から多くの投資を引き込み、経済的、社会的に大きく発展したが、これは故プミポン国王の存在抜きにあり得なかった。国王は政治から距離を置きつつ、ここぞというときに乗り出して、政争やクーデターを治めてきた。国王は政治、社会の安定装置で、この国王を得てタイは一時、東南アジアのモデル国家とさえ目された。

 ちょうど10年前の2006年6月、プミポン国王即位60年の記念祝賀行事が大々的に挙行されたが、いま振り返るとタイの絶頂期を画すイベントでもあった。

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