秋季関東地区高校野球大会
明秀日立敗れる 県勢、初戦で姿消す /茨城
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第69回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は23日、宇都宮市の2球場で1回戦4試合が行われた。明秀日立(茨城1位)は健大高崎(群馬2位)にコールド負けを喫し、県勢2校は初戦で姿を消した。慶応(神奈川1位)、横浜(同2位)、前橋育英(群馬1位)が8強入りを決めた。24日は栃木県総合運動公園野球場などで準々決勝4試合が行われ、4強が出そろう。【川崎健】
先制も散発3安打
<県総合運動公園野球場>
▽1回戦
明秀日立 0010000=1
健大高崎 005300×=8
(七回コールド)
明秀日立は三回、3四死球で1死満塁とし、芳賀の押し出し死球で先制。その後は健大高崎の小刻みな継投策にかわされ、散発3安打に封じられた。投手陣は1本塁打を含む12安打を浴び、試合をつくれなかった。
敗戦糧に新たな自覚 明秀日立(2年)・若松祐斗主将
主砲として期待されながら、役目を果たせなかった。
先制した直後の三回1死満塁。「打って走者を還したい」と意気込むも、相手先発・竹本甲輝投手(2年)のスライダーに詰まらされて遊飛。五回の2死二、三塁では空振り三振。「気持ちで負ける自分の甘さが出た」。2度の得点機に凡退するなど3打数無安打に終わり、悔しさが募った。
今夏の茨城大会では主力選手として準優勝に貢献した。豪快なスイングを武器に秋の県大会では不動の4番打者としてチームを引っ張った。2回戦では決勝点となるソロ本塁打を放つなど勝負強さが光った。
この日の試合後、金沢監督は「いいスイングをしていたがまだまだ。夏の経験者なので、もう少し頑張ってほしかった」と辛口評価だったが、裏を返せば期待の表れでもある。
「まず自分が主将としてもっと成長し、チームを引っ張っていきたい」。敗戦を糧に新たな自覚が芽生えた。【川崎健】
秋季関東地区高校野球 熱球ダイヤル
電話0180・992・111