宮崎えびの

鮫皮巻の大刀出土 国内最古

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鮫皮巻が施された銀装円頭大刀の柄=えびの市教育委員会提供
鮫皮巻が施された銀装円頭大刀の柄=えびの市教育委員会提供

 宮崎県えびの市教委などは24日、同市の島内地下式横穴墓群139号墓(6世紀前半、古墳時代後期)で出土した大刀(たち)が、柄(つか)に朝鮮半島特有の装飾「鮫皮巻(さめがわまき)」を施したものとしては国内最古であることが判明したと発表した。東アジアでも実物が確認できる最古の例となる。古墳時代の刀剣としては国内最長となる142センチ(復元すれば150センチ)の大刀も確認された。

 市教委などは「埋葬された人物は大和政権の大王(天皇)周辺に仕え、朝鮮半島情勢にも関与した可能性がある。古代の政治や外交関係を読み解く貴重な資料だ」としている。

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