部活動

試合で脳しんとう 顧問が再出場させ後遺症

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取材に応じた坂城高校の元生徒の男性(18)=巽賢司撮影
取材に応じた坂城高校の元生徒の男性(18)=巽賢司撮影

ハンドボール部の元生徒、安全面の知識浸透訴え

 長野県立坂城高校(坂城町)で約2年前、ハンドボール部の試合中に高校2年の男子生徒が脳しんとうや首の神経の損傷を負う事故があり、数分後、男性顧問が生徒を試合に再出場させていたことが分かった。頭部への衝撃が繰り返されれば死に至る場合もあり、専門家は「再出場させるべきではなかった」と指摘。スポーツの現場では指導者の安全面の知識が求められており、今も軽度の障害が残る元生徒の男性(18)は「まだ安全面での意識が浸透していないのでは。指導者には知識を持ってもらいたい」と訴える。【巽賢司、安元久美子】

 坂城高校の事故報告書によると、2014年12月28日、同校の体育館でハンドボール部の練習試合があった。午後1時45分ごろ、ゴール前で守備をしていた男性が、シュートを放とうとジャンプした相手選手の膝を顔に受け、倒れた。男性にその後の記憶はないが、報告書では他の選手に担がれてコート外に出され、男性顧問が意識の有無などを確認。1人で約3分休んだ後、出場できることを顧問に伝え、約2分間、再出場したという…

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