全盲男性事故死
母「ホームドアあれば」転落防止策訴え
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大阪府柏原市の近鉄大阪線河内国分駅で今月16日、全盲の男性がホームから転落し、通過中の特急電車にはねられ死亡した事故で、男性の母親(66)が毎日新聞の取材に心情を語った。男性は鉄道好きで、車輪の通過音で列車の種類が分かるほどだった。ホームでの事故が相次ぐ中、母親は「息子が好きだったからこそ、安全な鉄道であってほしい。ホームドア設置など、転落防止の対策が進んでくれたら」と願う。【釣田祐喜】
男性は兵庫県宝塚市の近藤恒久さん(当時40歳)。母親によると事故当日、普段から外出時などに世話をしてくれていた親戚2人と、奈良に食事に出かけようと近鉄電車に乗った。乗車した電車は特急の通過待ちで河内国分駅で停車。親戚は駅のホームに出る近藤さんの動きを追っていたが、一瞬姿が見えなくなった途端、事故が起きたという。
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