仙客亭柏琳

江戸後期、相模国磯部村の草双紙戯作者 5代目の荒井徹・功さん兄弟、翻刻全集を刊行 3作品収録 /神奈川

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発刊した翻刻全集を手に「供養ができた」と喜ぶ荒井徹さん(左)と弟の荒井功さん
発刊した翻刻全集を手に「供養ができた」と喜ぶ荒井徹さん(左)と弟の荒井功さん

「顕彰と先祖の慰霊に」

 江戸時代後期に相模国磯部村(相模原市南区磯部)に住んだ草双紙の戯作者、仙客亭柏琳(せんかくていはくりん)(本名・荒井金次郎)が著した「花吹雪縁柵(はなふぶきえんのしがらみ)」など3作を現代文に訳した「仙客亭柏琳 翻刻全集」が発刊された。柏琳から5代目に当たる日相印刷(同区麻溝台)の荒井徹会長(77)、荒井功社長(75)の兄弟が「柏琳の顕彰と先祖の慰霊に」と刊行した。【高橋和夫】

 柏琳は磯部村の旧家に生まれた。菩提(ぼだい)寺の過去帳には、1868年1月に71歳で死去したとある。神奈川県史、相模原市史などでは「草双紙農民戯作者」と紹介されている。草双紙は浮世絵師のさし絵入り娯楽本で、美人画などの作品を主にした木版刷りの和とじ本として出版された。

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