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金言

スエズ動乱60年=西川恵

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 あす29日でスエズ動乱(第2次中東戦争)が始まって60年になる。米ソの圧倒的な力の前に英仏が自分たちの無力さを悟り、欧州統合に向けて歩み出す契機となった。いま欧州は英国の欧州連合(EU)からの離脱決定など、分裂への道をたどり始めている。

 1956年10月29日、突如イスラエル軍がエジプトのシナイ半島に侵攻。これに呼応して英仏両軍もエジプトを攻撃し、第2次中東戦争が始まった。この年の7月、エジプトのナセル大統領がスエズ運河を国有化したことに、同運河に利権を持つ英仏が憤激。イスラエルと示し合わせてエジプトを攻撃し、同運河を自分たちの支配下に置こうとしたのだった。

 しかし事態は英仏の思惑と逆に動いた。支持をあてにしていた米国がこの時代錯誤の軍事行動を強く非難。ソ連も「英仏が軍を撤退させなければ、両国をミサイル攻撃する」と最後通告を突きつけた。国際世論も英仏に厳しく、戦争勃発8日後の11月6日、両国は国連の停戦決議を受け入れざるを得ず、イスラエルも続いた。

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