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メディア時評

差別と分断の末の暴言=屋良朝博・フリーライター

 米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の移設工事を巡り18日、抗議活動をしている市民らに対し、大阪府警から派遣された20代の機動隊員2人が発した差別的な言葉に戦慄(せんりつ)を覚えた。

 「触るなくそ。どこつかんどんじゃぼけ、土人が」「黙れ、こら、シナ人」

 21日朝刊の社説で、毎日新聞は「沖縄での暴言 無理解が分断を広げる」、朝日新聞も「『土人』発言 差別構造が生んだ暴言」と論じた。だとすると、ののしった若い警察官も、このゆがんだ構造の犠牲者なのかもしれない。

 おそらく彼らが生まれたころだろう。1995年、米海兵隊員ら3人が女子小学生を拉致・暴行する事件があ…

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