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災害時に薬局が機能しない場合でも、医師の処方薬を提供できる車両「モバイルファーマシー」の配備が全国で広がりつつある。キャンピングカーを改造して調剤室を備え、被災地に駆け付ける。2011年の東日本大震災を教訓に宮城、和歌山、広島、鳥取、大分の5県が導入し、4月の熊本地震で初めて出動した。南海トラフなどの大地震が想定される中、災害への新たな備えとなりそうだ。
熊本地震では大分、広島、和歌山各県の車両が約1カ月半活動した。このうち大分からは、31品目の備蓄薬を積み込み、避難所となった熊本県益城(ましき)町の保健福祉センターへ発生翌日の4月15日に入った。伊藤裕子(ひろこ)・大分県薬剤師会理事らが、患者を診察したDMAT(災害派遣医療チーム)の医師が持ってきた処方箋を基に調剤した。
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