<くらしナビ ライフスタイル>
無料の電話相談を続ける「働く女性の全国センター(ACW2)」が9年間の相談内容をまとめた結果、「週3日労働でも生きられる社会」を提案している。障害や病気、介護・育児で長時間働けない人も自立して暮らせるよう制度の見直しを求めている。
●治療並行で低収入
神奈川県の女性(38)は4カ月前から週3日、福祉施設で6時間のパートで働く。正社員だった約10年前、リストラで転勤や退職を強要され、じんましんや発熱が続き退職。外出できない状態が続き、双極性障害(そううつ病)と診断された。数年前から短期間働きながら体調を整えられるようになり、ACW2の活動にも参加する。だが、週の労働時間は18時間ほどで雇用保険も加入できない。同居のパートナーがいて住居には困らないが、国民年金は保険料免除を申請。月収5万~6万円は稼ぎたいが、睡眠障害のため夜勤は断っている。「年金保険料も減免を受けており老後が不安ですが、自分は今の働き方が精いっぱい」と話す。
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