日本パグウォッシュ会議

反戦、科学者の発信力強化 軍事研究に危機感 月末に初の総会

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1975年8月に日本で初めて開かれたパグウォッシュ会議のシンポジウムに出席した湯川秀樹博士(右)=小沼通二・慶応大名誉教授提供
1975年8月に日本で初めて開かれたパグウォッシュ会議のシンポジウムに出席した湯川秀樹博士(右)=小沼通二・慶応大名誉教授提供

 核兵器と戦争の廃絶を目指す科学者らの国際団体「パグウォッシュ会議」の国内組織「日本パグウォッシュ会議」が体制を強化し、活動活発化に向けて再出発する。防衛装備庁の研究資金創設など軍事と科学者との距離が縮まっていることへの危機感から、若手にも裾野を広げ「科学者の社会的責任」を考えてもらう狙い。27日に初の総会を東京都内で開き、軍事研究に対する姿勢などを議論する。【千葉紀和】

 パグウォッシュ会議は東西冷戦下で核開発競争が激化した1957年以来、核や大量破壊兵器の廃絶を目指して議論や提言を続けている。日本では49年にノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士らが積極的に参加したほか、世界大会も開かれたが、近年は関わる科学者が減少している。

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