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金言

英大学の嘆き=西川恵

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 最近、英国の大学を回って、英国の欧州連合(EU)からの離脱が大学の教育・経営にどのように影響するか聞いた。マイナス面は予想されたことだが、想像以上に悲観的なのに驚かされた。

 英国はほとんどが国立大学で、外国人留学生という時、EU加盟国からの留学生は含めない。学費も英国の学生と同じ年間約9000ポンド(現レートで約114万円)に抑えている。英国の大学はEUの教育体制と一体化し、EUから助成を受けているからだ。しかしEU離脱後は、EUの学生もアジア、アフリカなどと同じ外国人留学生になり、学費は高騰する。

 ロンドンの名門大学、キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)とユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の担当者は、異口同音に「離脱は歓迎できない」と述べた。一つはEUからの留学生の減少が予想されること。学費高騰も一因となるが、EUの学生は卒業後、これまでは英国内で自由に就職できた。しかしEU離脱後は労働ビザが必要となる移民労働の扱いになり、英国に留学する魅力が大きく減じる。

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