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校閲発

紙面の文章や文字に誤りがないかチェックする校閲部の記者が、間違えやすい表現や文字などを紹介します。

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【右】明治5(1872)年2月27日の「東京日日新聞」に載った「最古の訂正」。前日の記事で兵部省(軍事を担当する役所)が火事で焼けたと記したのは「全くの伝聞」で誤りだったとしている。「第六号」のはずが「茅六号」となっており、【左】前日の記事では「午後三時」のところが「三字」となっている
【右】明治5(1872)年2月27日の「東京日日新聞」に載った「最古の訂正」。前日の記事で兵部省(軍事を担当する役所)が火事で焼けたと記したのは「全くの伝聞」で誤りだったとしている。「第六号」のはずが「茅六号」となっており、【左】前日の記事では「午後三時」のところが「三字」となっている

 校閲記者は、皆「痛恨の訂正」というものを抱えて生きています。どれほど優秀な校閲記者でも、「一度も訂正を出したことがない」という人はいません。

 訂正は見たくもないものですが、失敗を分析して将来に生かすことも必要です。そのため社内では訂正をファイルし、分析して情報を共有しています。一方、新聞の訂正を正面から題材とした一般向け書籍も存在します。今回の当欄では読書の秋に合わせてそういった「訂正本」を紹介します。【田村剛】

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