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渡辺保・評 『昭和の歌舞伎名優列伝』=石橋健一郎・著

 (淡交新書・1296円)

微妙に交錯する舞台の芸と実人生

 六代目梅幸(ばいこう)は、昭和九年十一月歌舞伎座の舞台で倒れるまで活躍していた歌舞伎の名女形である。江戸前の鉄火で、粋な女性の役を得意にした。たとえば「源氏店(げんじだな)」のお富、「お祭り佐七」の芸者小糸、「十六夜(いざよい)清心」の花魁(おいらん)十六夜、「直侍(なおざむらい)」の三千歳(みちとせ)。いずれも江戸の市井で恋一筋に生きた女たちである。 

 梅幸は、日常は女形らしく穏やかな「紳士」であり、「苦労人」だった。しかし、と著者はいう。その反面大…

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