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肺炎、自己判断せず相談を 相川直樹・慶応大名誉教授

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相川直樹・慶応大名誉教授=西本勝撮影
相川直樹・慶応大名誉教授=西本勝撮影

 日本人の死因でがん、心臓病についで多いのが肺炎だ。肺炎による死亡者の95%を65歳以上が占める。季節を問わず発生する肺炎(市中肺炎)や誤嚥(ごえん)性肺炎に加え、空気が乾燥する冬にはインフルエンザをきっかけに肺炎を起こす患者も増える。一般的な風邪との違いなど、肺炎の概要を相川直樹・慶応大名誉教授(救急医学・感染症学)に聞いた。【聞き手・高野聡】

 肺炎は、細菌やウイルスなどが肺に入り込んで起こる。市中肺炎は普段の生活で感染する肺炎で、戦前は多くの命を奪う病気だったが、1940年代に抗菌薬のペニシリンが登場して治るようになった。相川さんは「当時は『高齢者』といっても50歳代だったが、現在は65歳以上が圧倒的に増えている。持病があるなどして抵抗力が低下しているため、悪化しやすい。また、ペニシリンが効かない原因菌も増えている」と話す。

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