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熱砂のかなたに

/6止 ヨルダンのシリア難民 渡米、戻れぬかも

兄ジュマさん(右端)に見送られ、米国に旅立つフセイン・カリームさん(右から3人目)一家=ヨルダン・アンマンのクイーンアリア国際空港で、久保玲撮影

 ヨルダンの玄関口、アンマンのクイーンアリア国際空港は日付が変わる頃になっても発着便が途切れない。10月初旬の深夜、フセイン・カリームさん(31)一家が現れ、トランクから大量の荷物を降ろした。8カ月から13歳まで8人の子どもたちは経由地ローマの寒さに備え、ジャンパーやコートで厚着していた。

 見送りに来た兄ジュマさん(48)は一人一人に言葉をかけた後、フセインさんと抱き合った。兄が去った後、フセインさんは、声を上げて泣き崩れた。子どもたちは父の涙を無言で見つめていた。一家は「第三国定住」という制度を利用して渡米するため、この夜ヨルダンを離れるのだ。

 シリア北部のアレッポから2013年4月にヨルダンに逃れてきた。シリア時代と同じタイル張りの職を見つ…

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