住宅を買うか、借り続けるか--。これは永遠のテーマだ。近年では、シングル女性が住環境の充実や資産形成を目的に、マンション購入を検討するケースも増えている。
9月下旬の週末、東京駅近くのビルの一室。20~80代の女性約40人が熱心に耳を傾けていたのは、マンション購入に向けた基礎知識を学ぶ講座だ。参加したシングル女性からは「高い家賃を払っているなら買った方がいいと周囲に勧められた」「住宅ローン金利が安い今だからこそ買って資産にしたい」といった声が聞かれた。
1991年から講座を開く一般社団法人「女性のための快適住まいづくり研究会」の会員は年々増え、約8万2000人。30~40代が中心で7割がシングルだ。かつて独身女性のマンション購入は「おひとりさまへの覚悟」と捉えられがちだったが、最近では生涯の住まいを買うという意識より資産性が重視されているという。小島ひろ美代表は「結婚してライフスタイルが変化しても貸して家賃収入を得られる。不安のある年金への対策…
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