獣害

クマの駆除最多に 秋田県内、出没相次ぐ

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クマの有害駆除に関する統計について説明する岩手大の青井俊樹名誉教授=秋田市で2016年10月20日、山本康介撮影
クマの有害駆除に関する統計について説明する岩手大の青井俊樹名誉教授=秋田市で2016年10月20日、山本康介撮影

 クマが人里に出没するケースが各地で相次いでいる。秋田県内では、人里で発見され駆除されたクマは今年度468頭(先月末時点、県調べ)と過去最多に達した。冬眠前も餌を求めて果樹園や畑に現れる恐れがあり、引き続き注意が必要だ。【山本康介】

 鹿角市八幡平のキャベツ畑。10月13日夕、農作業中の男性(51)が体長約1メートルのクマに襲われた。男性は近くの軽トラックの荷台に逃げたが、クマは背後から左腰をひとかきして立ち去った。軽傷で済んだものの、もし執拗(しつよう)に攻撃してきたら……。

 「異常」と呼んでいい状況だ。県警地域課によると、今年度、県内でのクマの目撃件数は860件(先月末時点)で、過去最多だった12年度の492件を大きく上回る。そのうち人がクマに襲われたのは19件。いずれも統計が残る11年度以降で過去最多となった。このため県は9月、「クマ出没警報」を初めて発令し、冬眠に入る12月末まで継続する。

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