シンドラー社事故

「無責任さが息子の命奪った」母親訴え

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長男大輔さんの遺影を手に「安全向上につながる判決を求めたい」と語る市川正子さん(右)=東京・霞が関の司法記者クラブで2016年11月9日午後4時43分、伊藤直孝撮影
長男大輔さんの遺影を手に「安全向上につながる判決を求めたい」と語る市川正子さん(右)=東京・霞が関の司法記者クラブで2016年11月9日午後4時43分、伊藤直孝撮影

 東京都港区のエレベーター事故で死亡した、都立小山台高校2年だった市川大輔(ひろすけ)さん(当時16歳)の母正子さん(64)が9日、製造元のシンドラーエレベータ(東京都中央区)などに2億5000万円の損害賠償を求めた訴訟で「製造会社などの安全への無責任さが息子の命を奪った。事故は偶然ではなく起こるべくして起きた」と訴えた。

 事故発生は2006年で刑事裁判が長引いて民事裁判も長期化。ともに提訴した夫和民さんは13年に59歳で他界した。提訴から8年、東京地裁(岡崎克彦裁判長)で初めて行われた本人尋問で、正子さんは「シンドラー社や保守会社がブレーキ部品の整備状況を写真や記録で残していたら、遺族が長く苦しむこともなかった。人の命を第一に考える社会になってほしい」と思いを語った。

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