メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ひと

碑文谷創さん=葬送の「いま」を憂えるジャーナリスト

碑文谷創さん

 1991年に創刊した葬送業界誌「SOGI」(隔月刊)を休刊にした。「この25年は、まさに日本の葬送激変期だった」。ひと区切りつけた発行人はそう振り返る。

 戦後、「死」に関わる仕事は長くタブー視されてきた。生活が豊かになり、バブル期には華美な社葬が当たり前になったが、本質論は避けられた。「<死と葬送>という人間の大事な営みを、医学とか、民俗学とか、儀礼の解説とかの枠組みを超えて論じてみたかった」。そして、自ら書く記事で「業者は真剣に死に向き合え」と厳しく指摘し続けた。

 同誌の創刊はバブル崩壊の時期。経済の低迷に合わせるように、葬送の風景は一変する。地方の「墓じまい」が始まり、葬儀は「低予算」が売り文句に。その一方で、「自分らしく」をテーマにした終活セミナーが盛況だ。業界を最前線で見てきて、いま、自著の題名どおり「死に方を忘れた日本人」が気になってしかたない。たとえば、近親者が故人の喪失を悲しむべき時間である通夜に、会葬者が押し寄せていいのか。葬儀をしないで火葬…

この記事は有料記事です。

残り246文字(全文682文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 国民民主「10万円再給付を」「消費税5%に」追加経済対策案 

  2. 京アニ放火殺人事件 逮捕された青葉容疑者「ガソリンなら多く殺害できる」

  3. 摂津市、事務ミスで1500万円過大還付 60代男性「使ってしまい、返還困難」

  4. 「コロナ緊急対策予算」これだけの不要不急 (上)その事業、いま必要? 不要不急な政府「緊急経済対策」の実態 新型コロナ

  5. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです