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気鋭に迫る

フィールドワーク、根幹に 劇作家・長田育恵(39)

=東京都杉並区の「座・高円寺」で、佐々木順一撮影

 抽象的な空間に江戸時代の女性絵師、葛飾応為(おうい)の生がほとばしる。東京都杉並区の劇場「座・高円寺」で13日まで上演中の舞台「燦々(さんさん)」。評伝劇で注目される劇作家の長田育恵(おさだいくえ)は、自らが主宰する「てがみ座」公演だけでなく、外部公演の脚本も多く手がける。12月3~18日には劇団民芸への書き下ろしで、民芸運動創始者である柳宗悦(むねよし)(1889~1961年)が生き方を模索する姿を描く「SOETSU 韓(から)くにの白き太陽」(丹野郁弓演出)が東京・日本橋の三越劇場(電話0120・03・9354)で上演される。

 評伝劇を書くようになったきっかけは、大正12(1923)年の関東大震災に興味を持ったこと。その時代に生きた江戸川乱歩と金子みすゞ、宮沢賢治を書いたのが最初だった。「そこから、今の日本がどのようにできているか、ちょっとずつ時代を現代に近づけながら見てきた。2014年の『汽水域』あたりからアジアの中の日本、今年の『対岸の永遠』では世界の中の日本。五輪を機にテロが懸念されるなか、戦いの連鎖の終わらせ方…

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