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名古屋城

耐震で不協和音 市長と当局

耐震性が低く、河村たかし名古屋市長が観光客の入場制限を表明した名古屋城=名古屋市中区で、本社ヘリから兵藤公治撮影

 今年4月に熊本地震で熊本城が被災したのを機に、河村たかし名古屋市長は、耐震性の低い名古屋城の早期の入場制限を表明。市当局は「ただちに危険とは言えない」と異なる見解を示し、不協和音が広がる。18日開会予定の11月議会で3度目の審議となる木造復元事業の補正予算案も絡み、先行きは不透明だ。

 「役所が待ってくれと言っている」。先月31日の定例記者会見で、入場制限の時期を問われた河村市長はいらだちを見せた。「ずっとそのままにしてきた。先輩を守っているんですよ」と、耐震対策を先送りにしてきた市当局をやり玉にあげた。

 市当局は1996年の調査で天守閣の耐震不足を把握。震度6強の地震で倒壊の恐れがあるとされた。市が耐震改修を決めたのは10年後の2006年。その後も改修に着手していない。名古屋城総合事務所は「防災拠点となる公共建築物の耐震化を優先した」と釈明する。

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