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時代の風

各界の文化人が、それぞれの視点で混迷する時代を読み解きます。

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長時間労働の悲劇=増田寛也・元総務相

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増田寛也元総務相=中村藍撮影
増田寛也元総務相=中村藍撮影

「日本型雇用」の改革急げ

 ドナルド・トランプ新米国大統領が現実のものとなり、世界に衝撃が走った。今年6月の英国の欧州連合(EU)離脱決定の比ではない。何をしでかすか予測不能、明らかに品性に欠け政治的手腕も未知数の人物。こうした選挙戦でのイメージを変えることができるのか。それにしても、ヒラリー・クリントン氏に代表される、ワシントンを拠点とするエスタブリッシュメント(既成の支配層)への嫌悪感がここまで強いとは。ついでに言うと、EU離脱や今回と、なぜ世論調査ははずれるのか。考えさせられる点が多い。

 米国は「世界の警察官」の役割を捨てたが、貿易分野も保護主義、すべてに内向き志向が強まるだろう。米国と中、露など各国間の秩序がどう変化するのか、まだ読めない。日本には逆風だが、国の安全保障を考え直す契機になる。激しい中傷合戦は米国内に深い亀裂を残した。二分した国民が再び一つになれるのか。米国の2大政党制、特に共和党は崩壊してしまうのか。そして、民主主義を軽んずる人物になびく米国のポピュリズム。「史…

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