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今週の本棚

川本三郎・評 『いつか見た映画館』=大林宣彦・著

 (七つ森書館・1万9440円)

少年の日の心で語る戦後映画体験史

 凄(すご)い映画の本。圧倒された。洋画、邦画問わず懐かしい昔の映画を語り尽くす。子供の頃に見た記憶、感動をいまも忘れていない。戦後映画体験史になっている。誰もが西部劇やミュージカル、時代劇や喜劇映画に夢中になっていた「映画の時代」が個人史として甦(よみがえ)る。

 大林宣彦監督は昭和十三年、広島県尾道生まれ。八歳の時に敗戦。父親は軍医として応召していた。戦争に敗(ま)けた国の少年の心をとらえたのは映画だった。町に九館あった映画館に毎日のように通った。映画少年として成長した。

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