- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

「永田町の常識」は世間の非常識/「罰則ないが違法」と専門家
永田町では「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という雰囲気なのかもしれない。国会議員の政治資金パーティーを巡る白紙領収書問題である。発覚から1カ月余りたったが、あえて問いたい。裏金作りなどに悪用される懸念があるのに、なぜはっきりと法律で禁止しないのか。【沢田石洋史】
まず、この問題をおさらいしたい。菅義偉官房長官と稲田朋美防衛相が10月6日の参院予算委員会で、2012~14年の政治資金収支報告書に添付された領収書を巡り、共産党の小池晃書記局長から質問を受けた。菅氏は約270枚(約1875万円分)、稲田氏は約260枚(約520万円分)の筆跡が同じだとの指摘だ。両氏は白紙領収書を受け取り、事務所側で金額などを記入したことを認めた。小池氏は「金額を勝手に書いたら領…
この記事は有料記事です。
残り2502文字(全文2861文字)