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ヒバクシャ

連載10年 核なき世界訴えた被爆者からの遺言 長崎原爆資料館長・中村さん/広島追悼平和祈念館長・叶さん

同じ人紹介人生知る 長崎原爆資料館長・中村明俊さん

 被爆者は8月だけを生きているわけではない。その期間以外にも光を当てた点で、記録報道「ヒバクシャ」には意義がある。

 1人の被爆者を追い続けることは非常に大事だ。被爆者の考えや思いは、時を経て少しずつ変化するからだ。被爆後の人生で何を感じ、どう生きているか、それも含めて被爆体験といえる。同じ被爆者が何度も紙面で紹介されることで、読者はその人生を知る。被爆者の怒りや恨みなどの感情、人間らしい部分を掘り起こせるのも、長期的な取材ならではだろう。

 被爆者は高齢化している。原爆報道の一番の課題だ。ただ、表に出ている被爆者は一部に過ぎず、語らない多…

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