警備部隊縮小案

駆け付け警護と国際ニーズとの乖離危惧

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PKO任務で幹線道路を整備する陸上自衛隊員たち=南スーダンの首都ジュバで2015年7月24日、川崎桂吾撮影
PKO任務で幹線道路を整備する陸上自衛隊員たち=南スーダンの首都ジュバで2015年7月24日、川崎桂吾撮影

 国連平和維持活動(PKO)で南スーダンに派遣されている陸上自衛隊部隊の警備部隊の規模を縮小しようとする案が一時検討されていた。陸自内で、政府が想定する駆け付け警護と国際社会のニーズとの乖離(かいり)が危惧されたことが背景にある。政府は「新任務の実施は極めて限定的」と国内外に予防線を張るが、不安感も漂う。

 陸自部隊約350人は一部に普通科隊員を含むものの、多くは道路補修などを担う「工兵」だ。政府は「施設部隊なので駆け付け警護を行う場面は限られる」との見解を示しており、国連南スーダン派遣団(UNMISS)の理解も得られるとしている。陸自内部は「国連は通常、施設部隊に駆け付け警護は要請しない」との見方や、「そもそも武器使用で大きな制約がある陸自が歩兵部隊の領域に踏み込んで、不必要に前面に立つべきではな…

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