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平松 洋子・評『四人の交差点』トンミ・キンヌネン/著

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フィンランドのベストセラー。秘密と企みに満ちた百年の物語

◆『四人の交差点』トンミ・キンヌネン/著 古市真由美/訳(新潮クレスト・ブックス/税抜き2200円)

 十月下旬、東京・下北沢の書店「B&B」で、来日中の著者とのトークイベントの機会をもった。本作『四人の交差点』は、フィンランドで刊行されるなり、ベストセラーランキングで十三週連続第一位を記録、多くの文学賞を受賞した話題のデビュー作である。

 トンミ・キンヌネン氏は1973年、フィンランド北東部生まれ。穏やかで謙虚なお人柄で、初対面にもかかわらず、肝胆相照らす対話をさせていただいたことに感謝が募ったが、収穫は、それだけではなかった。

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