メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

経済観測

「トランプ大統領」の登場=宮本アジア研究所代表・元駐中国大使 宮本雄二

 1996年の五輪の頃、アトランタの総領事をしていたことがある。そこから米国を眺めて、米国の病弊の一つが「人権」の有りようにあるとの感を強くした。「権利」は人と人とが対立関係にあると見るから出てくる概念で、押し出しすぎると調和が崩れる。

 60年代の公民権運動を契機に米国において社会のマイノリティーや弱者の人権を保護し拡大する一大社会運動が起こった。米国の民主主義を発展させ、より完全なものとするためには、必要な正しい動きだった。この差別廃止の立場から「政治的に正しい」(ポリティカル・コレクトネス、PC)言葉遣いや行動が広く求められた。

 マイノリティーや弱者の人権を拡大すれば社会の主流を形成する多数の人たちの既得権が損なわれる。当時の…

この記事は有料記事です。

残り391文字(全文710文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 梅宮辰夫さん死去 やくざ映画に欠かせない存在 6回のがん手術

  2. 訃報 時代劇「遠山の金さん」 俳優の松方弘樹さん74歳

  3. 俳優の梅宮辰夫さん死去 81歳 「仁義なき戦い」

  4. 桜を見る会 福岡市長、5年連続出席 招待理由は「把握せず」

  5. 「桜を見る会」で首相擁護 お膝元の下関市長に全国から批判続々

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです