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旅するように生きてみたら~人生折り返し地点の選択~

第14回 親との時間、家族との時間について改めて考える

めったに頼み事をしない母が、病院で「食べ終わるまで、いてね」と言った。

「おふくろが家のなかで転んで動けなくなっているんだ。ちょっと帰ってきてくれない?」

 母と同居している弟から電話があった。土曜日だったが、お嫁さんは仕事、弟も午前中は、仕事関係で英語のテストを受けなければいけないという。

「え? そうなの? いま、東京だよ」というと、

「なんだ、鹿児島にいるかと思った。じゃあ、俺が午後から病院に連れていくよ」

 意識ははっきりしているから大丈夫だろうと弟は言うけれど、だんだん心配になってきた。何度母に電話して…

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有川真由美

有川真由美(ありかわ・まゆみ)作家、写真家。鹿児島県姶良市出身。熊本県立熊本女子大学生活科学部生活環境学科卒業、台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。 化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。46カ国を旅し、旅エッセイも手掛ける。著書はベストセラー「感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく」「30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)」「仕事ができて、なぜかうまくいく人の習慣」(PHP研究所)他、「感情に振りまわされない―働く女(ひと)のお金のルール」「人にも時代にも振りまわされない―働く女(ひと)のルール」(きずな出版)、「好かれる女性リーダーになるための五十条」(集英社)、「遠回りがいちばん遠くまで行ける」(幻冬舎)など多数。韓国、中国、台湾でも翻訳される。内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室「暮しの質」向上検討会委員(2014-2015)。日本ペンクラブ会員。

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