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わが町にも歴史あり

特別編 薬の大阪・道修町 医薬史巡りで認知度アップ

 大阪の「とめの祭り」として知られる神農祭が今年も22、23両日、薬の町・道修町(大阪市中央区)の少彦名(すくなひこな)神社で催される。昨年、父俊顕さんの跡を継いだ別所賢一宮司(44)に、祭りや道修町の未来像を聞いた。【松井宏員】

 がん新薬のオプジーボで9月中間決算が過去最高益となった小野薬品工業は、道修町で創業して来年で300年になる。田辺製薬(現・田辺三菱製薬)、武田薬品工業に並ぶ老舗で、本社機能を移転した後も本店所在地は道修町から変えていない。

 近年、道修町では「温故知新」の動きが盛んで、約300メートルの間に医薬史の展示施設が五つもある。1997年開設の「くすりの道修町資料館」の孤軍奮闘時代を経て、武田薬品の旧本社ビルに2013年「杏雨書屋(きょううしょおく)」が、昨年は新築なった田辺三菱本社に立派な史料館ができた。22日には同社で「道修町と神農祭」と題した落語会がある(申し込みは終了)。大日本住友製薬にも展示ギャラリーがあり、昨夏には塩野義製薬も展示コーナーを設けた。1階ロビーの誰でも見学できるコーナーには、2代義三郎が収集した江戸末期から明治時代の絵びらや引き札が展示されている。今でいうチラシで、極彩色の錦絵が目を引く。浮世絵師、歌川国芳の作品もある。23日はすごろくなど、ほかの収集品も展示する。

 別所宮司の話に出てきた通りの整備は、道修町周辺の企業などで昨年発足した「The道修町倶楽部」(会長、土屋裕弘・田辺三菱製薬会長)が、大阪市と協議を進めている。早ければ東京五輪の2020年に道修町2~3丁目で実現したい考えだ。電柱の地中化とともに、公道の北側に幅2~2・…

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