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二十五世本因坊治勲(趙治勲九段)と囲碁ソフト「DeepZenGo」が対局する第2回囲碁電王戦三番勝負第1局が19日、東京都内で打たれ、治勲が223手で黒番中押し勝ちした。国内で棋士とソフトが、ハンディなく19路盤で対局するのは初めて。飛躍的に実力を伸ばしたソフトに対し、史上最多74のタイトル獲得・優勝回数を誇るトップ棋士が、中盤まで不利と見られながらも意地を見せ先勝した。
今年3月、米グーグル傘下の人工知能(AI)開発企業のソフト「アルファ碁」が世界トップ級の李世乭(イ・セドル)九段(韓国)を破り、注目を集めた。国内では、19路盤で置き石をせず、プロ棋士と渡り合えるソフトはなく、世界トップのAIを開発するプロジェクトが始まった。「Deep……」は短期間で棋力が急上昇し、昨年10月時点のアルファ碁の実力に追いついたという。
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