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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 烏鎮の水郷(中国・浙江省) 伝統と新しさが融合

夜になると街のあかりが水面に映り、趣がある=中国浙江省烏鎮で、林哲平撮影

 江南と呼ばれる中国の長江下流南岸に見られる湿地帯では、古くから縦横に走る水路を船で往来する生活を続けてきた。水運による交易で栄えた集落のゆったりとした風情を残す「水郷古鎮」が観光客に人気だ。中でも最大の規模を誇るのが浙江省桐郷市の烏鎮(うちん)。1300年に及ぶ歴史を持つ町は、伝統と新しさが混じり合いながら変化し続けている。

 ギイッ、ギイッと船頭が艪(ろ)をこぐたびに、船は網の目のように張り巡らされた水路をゆっくり進んでいく。白い壁と黒い瓦屋根の建物を両側に見ながら、石造りの小さな橋をいくつもくぐり抜ける。5人が乗った船内からは、いつの間にか話し声が消えていた。じっと船の揺れに体を委ねる。「慌ただしい日常では絶対に味わえない時間だった」。上海の銀行に勤める周葉令さん(38)は下船後、余韻を楽しむように話した。

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