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新次元の音質が楽しめる「aptX HD」とは!? 最新鋭のサウンドをフルデジタルヘッドホン「DSR9BT」で聴く

情報提供:GetNavi web

Bluetoothのワイヤレスオーディオ製品は音が悪いと言われていた時代は、今では遠い昔。通勤時間や、ジョギングなど運動を楽しむ際にワイヤレスイヤホンを活用するユーザーの姿も多く見かけるようになりました。先日アップルがイヤホン端子のない「iPhone 7」を発売したことも背中を押して、いまワイヤレスイヤホンに熱い視線が向けられています。

↑6sまであった本体底面のイヤホンジャックがなくなりスッキリとした↑iPhone 7(上)とiPhone 6s(下)の端子部。iPhone 7ではイヤホンジャックが廃止に

 

最近のBluetooth対応ワイヤレスヘッドホン・イヤホンはどれも音質、通信の安定性ともに一定以上のレベルにあると言えるので、いま購入するのであればサウンドやデザインの好みを優先して選ぶのがよいと思います。ただ、もしもこれからワイヤレスオーディオでハイレゾ相当の高音質再生を楽しみたいと考えているのであれば、ぜひ注目して欲しい最新技術があります。

 

ハイレゾ相当のいい音が楽しめるようになる「aptX HD」とは

44.1kHz/16bitのCD音質を超えるハイレゾ音源には数年前から注目が集まり、今ではe-onkyo musicやmoraなどの音楽配信サービスから様々なタイトルが買えるようになりました。ハイレゾの高音質を楽しむためには専用のオーディオ機器が必要になりますが、Androidを中心にスマホやタブレット単体でハイレゾ再生に対応する製品が増えているので、イヤホン端子にハイレゾ対応のイヤホンやヘッドホンをつなぐだけで、最もシンプルなハイレゾ再生環境が手に入ります。

 

“スマホで楽しむハイレゾ”への注目が日々高まりつつあるなか、Bluetoothのワイヤレスオーディオでもハイレゾに相当する“いい音”を楽しめる技術も登場してきました。Bluetooth対応のスマホとイヤホンを接続してワイヤレスで音楽を聴くためには、それぞれの製品が「A2DP」と呼ばれる音楽再生のためのプロファイルに対応していることが必要です。さらに音楽データを圧縮して伝送するためのコーデック技術が求められます。ワイヤレスオーディオ機器の大半はA2DPプロファイルの標準的なコーデックであるSBCに対応していますが、最近ではiPhoneで使われているAACや、Android端末に採用が広がるaptXという、さらなる高音質再生を実現するコーデックが注目されています。

 

aptXのコーデック技術を開発する米クアルコムは、2016年に「aptX HD」という最大48kHz/24bitまでのCD音質を上回るハイレゾリューションオーディオ信号をワイヤレスで伝送できる新しい上位コーデックを開発・発表しました。最大ビットレートはSBCの328kbpsを凌ぐ576kbpsと、ゆとりを持たせていることが特徴です。

↑aptX HDの概要(2016年10月に開催されたオーディオテクニカの発表会より)↑aptX HDの概要(2016年10月に開催されたオーディオテクニカの発表会より)

 

aptX HDの“いい音”を楽しむためには対応製品が必要

aptX HDのサウンドを楽しむためには、送信側のプレーヤー機器と受信側のヘッドホン・イヤホン、あるいはスピーカーなどのオーディオ機器がお互いにaptX HDをサポートしていなければなりません。年初に新しいaptX HDの技術が発表されてから、日本国内でも対応製品の登場が待ち望まれていましたが、遂に今秋、待望のaptX HD対応製品がリリースされました。

 

単体ハイレゾオーディオプレーヤーの一番乗りはAstell&Kernです。お馴染みのAKシリーズからAK380/AK320/AK300/AK70の4機種が、10月半ばから提供が始まった最新のファームウェアに更新をかけることにより、aptX HD対応を実現しています。なおaptX HD対応の音楽プレーヤー機器としては、ほかにもLGエレクトロニクス製のスマートフォン「isai Beat/LGV34」、「V20 PRO/L-01J」が国内で入手可能です。

20160611-i01(4)↑AK300

 

オーディオテクニカからは「ATH-DSR9BT」と「ATH-DSR7BT」の2機種が同時にaptX HD対応のワイヤレスヘッドホンとして11月25日に発売されます。国内オーディオメーカーが発売する初のaptX HD対応ヘッドホンとしても要注目です。

20161013-i06 (23)↑ATH-DSR9BT(左)、ATH-DSR7BT(右)

 

今回はAstell&Kernのハイレゾプレーヤー「AK70」と、オーディオテクニカのヘッドホンを2機種とも用意して、aptX HDのサウンドを聴いてみることにしました。プレーヤーのファームウェア更新は、本体をWi-Fiでインターネットにつなげば最新バージョンのソフトに書き換えるよう通知が表示されるので、あとは画面の手順に従って更新を進めていけばPCレスで簡単にできてしまいます。対象製品をお持ちで、ファームウェアの更新がまだだったという方はぜひお試しください。

20161119-i01 (1)↑AK70。ファームアップによりaptX HDに対応する

 

aptX HD対応の機器どうしをペアリングする方法は従来のBluetooth機器と何ら変わりはありません。AK70の設定画面からBluetoothをタップ、オーディオテクニカのヘッドホンの電源を入れて、機器リストに表示される名前をタップすると自動的に接続されます。

 

なおオーディオテクニカのヘッドホンはプレーヤー機器とaptX HDか、あるいは通常のaptXを切り替えながら接続できる機能も搭載しています。つまり、対応製品どうしであればaptX HDとaptXの聴き比べが楽しめるというわけです。

20161119-i01 (3)↑どのコーデックを利用しているのか確認可能

 

オーディオテクニカからaptX HD対応ワイヤレスヘッドホン2機種が登場!

リスニングを始める前に、オーディオテクニカのヘッドホンを知る上でのポイントをいくつか紹介しておきましょう。ATH-DSR9BT/DSR7BTの2機種は、それぞれオーディオテクニカのハイレゾ対応ポータブルヘッドホン「ATH-SR9」、「ATH-MSR7」をベースに開発されたハイグレードなaptX HD対応ワイヤレスヘッドホンです。

20161013-i06 (10)↑ATH-DSR9BT

 

通常のワイヤレスヘッドホンは、入力されたデジタル信号を内部でアナログ信号に変換してアンプで増幅をかけるため、ドライバーに到達するまでに音楽信号の劣化を伴ってしまいます。オーディオテクニカでは世界で初めてワイヤレスのデジタル信号をドライバーへ直結させる新技術「ピュア・デジタル・ドライブ」を開発。音質の劣化を回避しながら、新開発の45mm口径トゥルー・モーションD/Aドライバー回路へデジタルオーディオの信号を正確に、余すところなく送り込むことを可能にしています。

20161013-i06 (5)↑「ピュア・デジタル・ドライブ」の概要

 

純度の高いサウンドを実現するドライバー構造、振動板の高域特性を高める「DLC(Diamond Like Carbon)コーティング」などは上位モデルであるATH-DSR9BTの特徴ですが、両モデルともにハウジングには不要振動を抑える効果の高いアルミニウムを使い、内部は音響スペースと電気回路のスペースを分けて高音質化を徹底。それぞれに独自の音質チューニングに練り上げて、キャラクターの違いを楽しませてくれるヘッドホンです。

 

最新の「aptX HD」と従来の「aptX」、音質の差は出るのか!?

まずはATH-DSR9BTをリファレンスにして、aptX HDの実力を従来のaptXと聴き比べてみます。ヘッドホンの本体側面にある音量ボタンをマイナス側にスライドさせたまま電源を入れるとaptX、プラス側にスライドさせて起動するとaptX HDのモードで自動接続されます。左側のイヤーカップに設けた3つのLEDランプのうち、一番右側が紫色に点灯すればaptX HD、白色ならaptXでつながった印です。ちなみに中央のLEDが白く光ればiPhoneやiPadが採用するAAC、左端LEDの白色点灯はSBCのコーデックでそれぞれつながっている状態です。

20161119-i01 (4)↑3つのLEDランプによって使用しているコーデックを判別可能

 

aptXのサウンドと比較してみると、aptX HDの音にはいっそうの深みと滑らかさが感じられます。音のつながりがスムーズなので、例えば女性ボーカルは声のシルキーなタッチに磨きがかかってきます。ジャズのウッドベースなど、低域の立ち上がりと滑り出しがいっそうスムーズになり、気持ちよいグルーブ感に包まれるようです。

 

EDMでは低音の肉付きがよくなり、中高域とのセパレーションがアップするので、弾けるようなスピード感も高まってきます。ロックのライブアルバムを聴くと、空間全体に音が馴染んで演奏がヒートアップしてきました。もともと解像度の高いサウンドながら、ボーカルの声に注意を向けて聴くと、aptX再生時のデジタルっぽさが消え、aptX HDではよりヒューマンな表情が浮き彫りになって、いっそう音楽に引きこまれてしまいます。クラシックの楽曲で聴き比べてみても、生楽器の音色がより鮮明に見えるようになり、楽器の存在感や演奏のリアリティが高まります。ハイレゾ音源に限らず、CD品質の音源を聴き比べてみてもaptX HDのサウンドには明らかな余裕があることがわかります。

 

ATH-DSR9BTと兄弟機のATH-DSR7BTを聴き比べてみました。解像感が高く、特に中高域の透明感に秀でる「9」に対して、「7」はより中低域が肉厚で、ゆったりとした安定感あふれるサウンドを楽しめるヘッドホンです。ともに色んなジャンルの音楽にフィットするオールラウンドなヘッドホンではあるのですが、敢えて言うのであれば「9」はクラシック系に強く、ボーカルの声を聴き込みたい楽曲に向いているかもしれません。かたや「7」はロックやポップスのアグレッシブな音をガツンと束でぶつけてくるような力強さが気持ちいいヘッドホンです。今回紹介したオーディオテクニカのヘッドホンは、PCにUSBケーブルで接続すれば96kHz/24bitまでのハイレゾ再生が楽しめるPCヘッドホンとしても活用できるのでオススメです。

20161121-i01↑ATH-DSR7BT

 

aptX HDのサウンドを体験してみると、これから広がるワイヤレスオーディオの可能性が見えてきます。以前にクアルコムの担当者に訊ねたところ、いまaptX HD対応のICチップにオーディオメーカーが寄せる関心はとても高く、クアルコムも今後は新しい技術をオープンに提供していく考えであると語っていました。これからaptX HD対応の製品が続々と誕生すれば、来年は一気にブレイクするかもしれません。ぜひ最先端のサウンドにいち早く触れてみてはいかがでしょうか。

 

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