福島・楢葉

ハクチョウ激減 消えた「冬の風物詩」

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楢葉町の上繁岡大堤に飛来したハクチョウ。東日本大震災前には毎年1000羽近くが集まっていた=福島県楢葉町上繁岡で2016年11月15日午後0時47分、乾達撮影
楢葉町の上繁岡大堤に飛来したハクチョウ。東日本大震災前には毎年1000羽近くが集まっていた=福島県楢葉町上繁岡で2016年11月15日午後0時47分、乾達撮影

 福島県楢葉町のため池「上繁岡大堤(かみしげおかおおつつみ)」に冬の使者・ハクチョウが飛来し、水底のエサをついばんで羽を休めている。除染の準備作業が始まった影響で数は日ごとに変わっており、最大で30羽ほどが見られたという。ただ1000羽近くが池を埋め尽くし町の「冬の風物詩」となっていた東日本大震災前の光景にはほど遠く、世話をしてきた住民からは「寂しい」との声も漏れる。【乾達】

 町民で作る「白鳥を守る会」(松本重義会長)によると、2.25ヘクタールの池には1980年代から飛来が始まり、エサやりなどを続けた結果、95年に1200羽を数え、その後も毎年500~900羽が訪れていた。羽を折って飛べなくなったコハクチョウが「ナナちゃん」と名づけられ、2009年まで18年間、夏場も家族が戻るのを待ちながら暮らしていたことでも知られる。

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