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ほら貝の音、赤々と燃える炎、願いを胸に裸足で火を渡る参拝客。鳥取県三朝町の山深い古刹(こさつ)、三徳山三佛寺で毎年10月末、修験道の秘法を今に伝える「炎の祭典」が行われている。鳥取市のアマチュアカメラマン、濱本良雄さん(89)の写真で2014(平成26)年の祭りの様子をどうぞ。
「神と仏が宿る山」三佛寺(米田良中住職)は天台宗の古刹。役行者(えんのぎょうじゃ)が法力でお堂を投げ入れたと伝えられる「投入堂」が有名
多くの参拝客ですり減った石段。1300年の歴史を物語る
三徳山三佛寺本堂。06(平成18)年から、三徳山三佛寺1300年祭にあわせて投入堂ほか各堂、仏像が修復され、最後に本堂の修復終了をもって11(平成23)年4月23日、結願法要が盛大に行われた
僧侶や行者らが護摩札をささげ持ち石段を下る
護摩たきが行われる広場を、ほら貝を吹きながら行進する僧侶ら
米田住職が参拝者の願意、世界平和の願文を読み上げる
行者が悪霊、邪気を封じ込める儀式。まずは斧(おの)で
7本の矢を東西南北、上方に放って悪霊、邪気を封じ込める
行者が悪霊、邪気を封じ込める儀式。続いて剣を払う
護摩に火が放たれ、立ちこめる黒煙であたりが薄暗くなる
護摩点灯で炎が赤々と上がり、僧侶や行者が一心に読経する
家内安全、身体健全、良縁、そのほか数々の願いごとが記された護摩木を火の中へ
三佛寺住職が「けがのないように」と火渡り宣言をして、自ら火の上へ
多くの参拝者も素足になって火渡り。厄よけを祈願し、願いごとを胸に、両手を合わせて渡りきる
濱本良雄さんは1927(昭和2)年5月、鳥取県三朝町生まれの89歳。三佛寺の春の縁日は幼い頃の思い出。花や夕日、鳥取砂丘などを主に撮影、60歳ごろから写真展出品も。三佛寺は「断崖絶壁に建つ投入堂をぜひ見てほしい。あの場所には、現在の技術でもなかなか造れない。世界遺産登録を目指しています」
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