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「福島」の伝え方=須山勉

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 50歳にして、初めて海釣りをした。今月13日、東京電力福島第1原発から数キロの福島県沖で。同原発周辺で魚を釣って独自に放射線量を調べている「いわき海洋調べ隊 うみラボ」に同行させてもらったのだ。

 うみラボは福島の海を愛する市民有志が運営。その一人である同県いわき市の八木淳一さん(40)は振り返る。「原発事故の後、沿岸のアイナメから1キロ当たり何万ベクレルもの放射性セシウムが出た(国の基準値は1キロ当たり100ベクレル)というニュースが流れた。あれで、福島の海のイメージが『怖い』というまま止まってしまった感じですね」

 いま、福島の海は確実に回復傾向にある。沿岸漁業の通常操業はまだ自粛中だが、県は2011年4月から先月末までに、計4万検体近い魚介類の放射性セシウムを検査。15年4月以降に国の基準値を超えたものは一つもない。検体数はもっと少ないが、うみラボの調査結果も同じ傾向にある。

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