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今どきサイエンス

ウナギから見える日本の未来=鴨志田公男

 「ニホンウナギは絶滅危惧種になったと言うけれど、スーパーの売り場に大量に並んでいる。そのギャップがなぜ生じるのか分からなくて」

 茨城県在住の40代の女性から聞かされて、おっしゃる通りだと思った。先月、東京都内で開かれた「うなぎ未来会議」を取材した時のことだ。

 ニホンウナギは2年前、国際自然保護連合(IUCN)の評価で絶滅危惧種に分類された。個体数が30年間で少なくとも50%以上減ったと推定されたからだ。同じ絶滅危惧種のパンダなどに比べウナギの数は圧倒的に多いが、減少が続けば絶滅の恐れがあるという判断だった。

 でも、多くの国民は、減ったという実感がわかなかったはずだ。スーパーや牛丼店などでは手ごろな値段で提…

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