自身がデザインしたAIRーK4を着ける錦織圭選手(左)とマイケル・チャンコーチ=東京都渋谷区の表参道ヒルズで2016年11月24日、永井大介撮影

タグ・ホイヤーのイベントに出席

 男子テニスのシングルスで世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が24日、東京都内で開かれた時計メーカー「タグ・ホイヤー」のイベントに出席し、今季を「試合数も多くこなせたし、大きな大会での結果もどんどんよくなっている。アップダウンもあったが、充実していた」と振り返った。

 ツアー優勝こそ1度にとどまったが、昨季の世界8位からの浮上と大舞台での好成績を残した今季の錦織。全米オープンではアンディ・マリー(英国)を破って4強入りし、マスターズではマイアミ・オープン、ロジャーズ・カップで準優勝。8月のリオデジャネイロ五輪は3位決定戦でラファエル・ナダル(スペイン)を降し、日本勢96年ぶりのメダルを獲得した。

 世界ランク10位内の選手を次々と倒した今季の錦織だが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とは6度対戦し一度も勝てなかった。錦織は「心残りの部分や引きずっている部分もあるが、来シーズンまでに精神的にリラックスしたい」と語った。

 錦織は自己最多となる58勝を挙げた。イベントに同席したマイケル・チャン・コーチは「体力面も精神的にも強くなった。世界ランク5位から先は小さなことをどれだけ積み上げられるかの世界。錦織は学ぶのが速い。2017年も楽しみにしてもらいたい」と述べた。

 錦織は「目標は立てていない」としつつも、「もっと大きな大会で勝たないといけないし、ランキングもあげたいので、今年以上に活躍したい」と来季の活躍を誓った。

 また、試合中も時計を着けていることについて錦織は「試合中に時間を見ることはないが、左手に重さがないと気になる。体の一部です」と語った。【永井大介】