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どうする?長時間労働

/中 早帰り推奨、仕事減らず

「不夜城」と称される東京・霞が関の官庁街。午後7時40分、夜はまだ始まったばかり=東京都千代田区で

 午後9時半、社内が一斉に暗くなる。「お願い!」。同僚の声を受け、若手が走り出した。再び職場に明るさが戻ると、何事もなかったようにみんなが仕事に戻る。いつもの光景。誰かがブラインドを閉め、ため息をついた。

 ●消灯後、若手は仕事

 東京都内の大手銀行で働く30代の女性は「どうしたら長時間労働をなくせるか。この問いには解がない」と頭を抱える。会社は早帰りを推奨し、午後9時半には消灯される。深夜はパソコンの使用も禁止。上司も仕事が終われば定時過ぎにはさっさと帰る。だが若手や中堅の社員たちは、資料の読み込みや社内連絡など仕事の形跡が残るパソコンを使用しない業務を終電間際まで続ける。決算前後の繁忙期はもちろん、平常時もたまった日常業務に追われて仕事が終わらないためだ。

 「忙しくて企画提案の仕事が後回しになってしまう」と、上司に悩みを打ち明けてみたことがある。「日常業務に逃げちゃダメだ。1日は24時間ある。土日を休めるだけ、昔よりはマシだよ」。笑顔で、こうアドバイスが返ってきた。

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