メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

漫画で解説

無形文化遺産とはの巻

ユネスコ三大遺産の一つ 「山・鉾・屋台行事」も登録

[PR]

ケビンが佐賀県唐津市のお祭りで使われる曳山(ひきやま)の模型、ミニ「唐津くんち」を完成させたようです。 18府県33件の「山・鉾・屋台行事」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されるのですね。 秋田県の花輪祭の屋台行事など3件、岐阜県の高山祭の屋台行事など3件、愛知県の犬山祭の車山行事など5件が含まれます。 「京都祇園祭」と「日立風流物」は2009年に登録済みでした。 日本政府は一つの遺産として申請し直したのです。 ところで、そもそも無形文化遺産とは何でしょうか? 06年発効の無形文化遺産保護条約に基づき、ユネスコが登録・保護する祭礼行事や伝統工芸です。 日本からは能楽や歌舞伎、和食など22件が登録済みで、中国の30件に次ぎ2番目に多く登録されています。 (今回のまとめ登録で、21件となります)
ちなみにここで言う屋台とは、お祭りで焼きそばなどを売る屋台ではなく、担いだり引いたりする「出し物」のことです。 祭りの際、神様を招き寄せる依り代で、平安時代には「標山(しめやま)」として文献に登場します。 「だし」は中心に突き出した飾りに由来します。 京都・八坂神社の祇園祭は疫病などを追い払うために始まりました。 やがて全国に広まり、西日本では山笠(やまかさ)、だんじり、曳山、東日本では山車、屋台などと呼ぶようになったのです。 山車には木工や漆、染め物といった工芸技術が用いられている他、祭礼の準備や練習には地域社会を結びつける役割もあるのです。 ケビンが作っていた、魚の模型も山車です。
昔、九州の一部では旧暦9月9日に収穫祭を開いていたので「ここのか=くんち」と呼ばれるように なりました。 唐津くんちの起源は16世紀末ごろで、1968年以降は11月2~4日が例大祭です。 茨城県日立市の日立風流物は水戸藩主・徳川光圀の命令が起源とされ、からくり人形が特徴です。 岐阜県高山市の高山祭は「日本三大美祭」の一つとされています。 他の二つは京都の祇園祭と、秩父の夜祭りです。
無形文化遺産の候補になるには、 ・重要無形文化財 ・重要無形民俗文化財 ・国選定保存技術 のどれかに指定されていることが条件です。 「世界遺産」とはどのような点が違うのでしょうか? おなじみの「世界遺産」は、72年採択の世界遺産条約に基づいて登録されます。 2016年7月現在の日本からの登録世界遺産は、自然遺産4件、文化遺産16件となっています。 一方の「無形文化遺産」は文化の多様性や人類の創造性を証明するためとされています。 また「世界の記憶」は文書や絵画など歴史的に重要な資料を登録するもので、個人の申請もOKです。 「世界記憶遺産」と呼ばれることもあります。

おすすめ記事

広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. バンクシー、マスクのネズミも コロナテーマに新作、動画投稿 英地下鉄に

  2. 電脳女将・千鶴さん「早く帰ってきて」 声優が安否気遣う 湯布院の旅館家族不明

  3. 感染者と同席「コロナパーティー」 「無敵」と参加の30歳死亡 「間違いだった」言い残し

  4. 「佐川さんには私の目を見て話をしてほしい」 近畿財務局職員の妻雅子さん

  5. 梨田昌孝さんが見た悪夢 「生きている感覚なかった」コロナとの50日の格闘

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです