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評伝

カストロ・キューバ前議長死去 「人間こそ最大の資本」 原点に労働者

 巨星落つ。経済制裁を続ける米国に対抗しながら半世紀以上もキューバを率いたフィデル・カストロ氏が逝った。キューバ市民は愛憎の対象を失い泣いている。カリスマへの感傷、長期の経済的困窮への怒り、重しがとれ、ほっとする気持ちも入り交じっているだろう。

 185センチ超の長身、オリーブ色の軍服とひげ。「社会主義か死か! 祖国か死か!」で締めくくられる数時間もの演説。国民の多くはファーストネームで「フィデル」と呼ぶ。70代のおばあさんは「フィデルの演説が始まると、姉妹全員がテレビの前に集まり、何時間でもうっとりと聞いていた」と懐かしそうに話した。男性は言った。「フィデルは我々の最高指導者、チェ・ゲバラは我々のアイドル」と。

 傑出した洞察力、危機管理能力が魅力だった。キューバ危機やソ連の崩壊を乗り越え、150キロしか離れて…

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