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支局長だより

差別は差別=川崎支局長・市村一夫 /神奈川

 つかこうへい。ご存じ、演劇界に旋風を巻き起こし、6年前に亡くなった演出家・作家である。名前の前に「い」を付けると「いつか公平」になる。そうした名の由来を本人は生前、時に「新聞記者の作り話だ」と否定した。しかし、酔った時などには「いつか公平な社会になってもらいたいという意図をしみじみと語ることがあった」という。

 「この朝鮮人が!」--。舞台では刺激的な言葉が飛んだ。自身が在日韓国人で、テーマはいつの時も、誰が見ても、差別問題で一貫していた。高校の同級生で「差別はされていなかった」と話す人もいるようだが、そうしたことを聞くとかえって「心の内に押し込んだ苦しみがあったのだろう」と思えてくる彼の演劇だ。幾度か酒席を共にしてもらったときも、ナイーブさを秘めた人だと感じた。

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