メチル水銀摂取

妊婦へ周知徹底を 健康影響、研究進まず

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 水俣病のような神経障害を引き起こすよりはるかに低い濃度でも、妊婦のメチル水銀摂取が胎児の発達に悪影響があることが仲井邦彦・東北大教授らの研究で明らかになった。日本は水俣病を経験しながら、これまで低濃度のメチル水銀の健康影響について研究が進んでこなかった。国はさらに実態解明を進めるとともに、妊娠中にメチル水銀を多く含む魚種を控えることで防げるリスクだけに、妊婦の食生活の注意点について周知徹底する必要がある。

 今回見られたスコアの差は、本来、子が持っているはずの能力がそれだけ下がることを意味し、「社会に与える影響は大きい」(仲井教授)と言える。国立成育医療研究センターの田中恭子医長も「1歳半の結果に加え、3歳半でも同様の傾向が出ていることは注目される」と指摘する。

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