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音楽玉手箱

服部克久/上 父、良一が求めた中国の「自由」=専門編集委員・川崎浩

 2007年10月1日の夕刻、中国・上海から南京に向かっていた服部克久は、蘇州で途中下車し、水の都の風を肌で感じていた。すると寒山寺の鐘が聞こえてきた。「うそのようでしょう。本当なんですよ」。南京で仲間と合流したその夜、服部は楽しそうに周囲に話した。西条八十の詞に父、良一がメロディーを付けた「蘇州夜曲」は、1940年の映画「支那の夜」のために作られた曲で、良一が最も好きな自作品であった。その最後のフレーズが「鐘が鳴ります/寒山寺」。その日は、良一が生きていれば、100歳の誕生日であった。

 服部克久は、良一がコロムビアに専属作曲家として迎えられた36(昭和11)年11月1日に生まれた。良…

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