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【ロンドン三沢耕平】石油輸出国機構(OPEC)が非加盟国と協調して原油生産量を減らす方向になった。OPECは11月30日の総会で生産量を日量120万バレル減らし、3250万バレルとすることを決定。ロシアなど非加盟国も60万バレル減産する方向で、減産規模は計180万バレルとなる。供給過剰で低迷していた原油価格を下支えする。
OPECは9月の臨時総会で日量3250万~3300万バレルに減産する目標で合意していた。今回の合意で国別の生産枠を設定し、目標達成を担保する。ロイター通信によると、OPECと非加盟国との協調減産は2001年以来15年ぶり。近く減産に向けた合意文書を策定する。非加盟国では、ロシアの他、ブラジルやメキシコなどの減産を想定していると見られる。OPEC加盟国のうち、政情不安で生産量が落ちているナイジェリ…
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