連載

土記

科学取材の経験が豊富な青野由利専門編集委員のコラム。

連載一覧

土記

「ワシントン拡声器」=青野由利

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 <do-ki>

 物事には名前を付けたとたん、実態がよく見えてくる場合がある。弁護士で民間シンクタンク「新外交イニシアティブ」の事務局長をつとめる猿田佐世さんが名付けた「ワシントン拡声器」もそのひとつだと思う。

 その仕組みは10月末に出版した「新しい日米外交を切り拓く」に詳しいが、大まかに言えば次のようになる。

 日本の政治家や官僚、大企業などが論争のある政策を日本で進めようと考える。彼らはワシントン詣でをし、日ごろから情報や資金を提供している「知日派」を通じ、自分たちの声を「ワシントン発」の声として発信する。声は拡大されて戻り、日本の政治や政策に大きな影響を与える。

この記事は有料記事です。

残り721文字(全文1007文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集